合同会社の設立
2015.12.01
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整体、マッサージを個人業で行っていますが、事情があって急いで法人にしたいと思います。どのようにしたらいいでしょうか。懇意の人と二人で経営します。
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法人というと株式会社を想定されていると思いますが、本件の場合、合同会社という形を考えてみたらどうでしょう。合同会社の方が、株式会社の設立より簡単で費用も少なくて済みます。経理・税務的な面は、株式会社と全くかわりません。合同会社の名称で、対外的に困らないようなら、検討する価値があります。
設立の手順としては、まず、商号(会社名)・目的・本店所在地・資本金の金額・出資者(社員といいます。)・代表社員・事業年度など基本的な事項を決めます。次に定款を作成しますが、合同会社の場合、株式会社と違って、公証人の認証は必要ありません。また、電子定款にすれば、定款に添付する4万円の印紙も必要なくなります。後は、法務局に設立登記申請書類を出すだけです。登記の際の登録免許税も株式会社の場合は、最低で15万円ですが、合同会社の場合、最低ですと6万円で済みます。設立登記申請書類に添付する書類は、払込証明書・印鑑届出書・代表社員就任承諾書・本店所在地及び資本金決定書といったものです。
登記が完了したら、税務署等に法人設立届出書と関係書類を提出します。